DeNA 牧が勇気の一発!ヤクルトのマジック点灯阻止!上茶谷は天国の恩師へ届けた3勝目

[ 2022年9月9日 21:15 ]

セ・リーグ   DeNA9ー2阪神 ( 2022年9月9日    横浜 )

<D・神>4回2死、牧は左越え本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 DeNAは9日、阪神戦(横浜)で藤浪を攻略し9―2で快勝、自力Vの可能性を残した。上茶谷は4月16日以来の3勝目を挙げた。

 先発は6月8日以来の1軍マウンドとなる上茶谷。9月7日に母校・東洋大の前監督、高橋昭雄さんが死去。復調した姿を天国の恩師に見せるべく、阪神打線に立ち向かった。

 初回、制球が定まらずいきなり2者連続四球。3番近本の右前打と4番大山の犠飛で2点を先制された。しかしその後は、5回まで走者を出しながらもホームは踏ませず。過密日程の9月を乗り切るため、ベンチの期待を背負ったドラ1右腕が粘りのピッチングを見せた。

 3回まで藤浪に完璧に抑えられていた打線は4回2死、4番牧が初球150キロを左中間スタンドへ24号ソロ。ハマスタでは15年から7連敗中の“天敵”相手に反撃のノロシを上げた。そして1―2の5回、1死二、三塁で9番上茶谷の代打オースティンの時に藤浪の暴投で同点。さらに暴投で逆転。続く1番桑原から4番牧の2点二塁打まで4連打で藤浪をノックアウト、この回11人攻撃の猛攻で今季1イニング最多の7点を挙げた。

 6回から田中、伊勢、京山とつなぎ、2回以降は得点を許さず逃げ切り勝ち。負ければヤクルトにマジックが点灯する可能性があった一戦を、ナイン一丸で踏ん張った。

 ▼牧 (反撃の24号ソロ)上茶谷さんが粘りのピッチングをしていたので、なんとか点を入れたいなというところで、最高の形になったのかなと思います。(藤浪は)1打席目に立って、なかなか打てる球じゃないと思ったんですけど、1、2、3でいっていい結果になりました。あれをきっかけに点が入ってよかった。(5回2点二塁打は)前のバッターの方たちが打ってくれたので、楽に打席に立てました。

 ▼上茶谷 意気込んでいったんですけど、初回は終わったなと思いました。2者連続フォアボールで、(伊藤)光さんに「おい、お前しばくぞ(笑い)」と声をかけてもらい、開き直ることができました。チームのいい時に力になれず、ここまで準備してきたので、勝ちたいという思いは強かったです。

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