ヤクルト・高津監督、3発の打線に「非常に粘りのある攻撃」 53号の村上には「心強い」

[ 2022年9月9日 23:54 ]

セ・リーグ   ヤクルト7-6広島 ( 2022年9月9日    神宮 )

<ヤ・広>ファンにあいさつする高津監督(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトは9日、本拠地・神宮で広島と対戦し、主砲の村上宗隆内野手(22)の53号先制ソロ本塁打など3本塁打で7―6の逆転勝利を飾った。高津臣吾監督(53)は「非常に粘りのある攻撃だった」と打線を評価した。

 試合後の高津監督の一問一答は以下の通り。

 ――接戦を制した
 「非常に粘りのある攻撃だったと思います。やっぱりホームランというのは目立ちますし効果的な1本になるのは間違いないですけど、いつも言っているように、その前に四球で出たりとか、ゲッツーで残ったりとか、そういうところのつなぎというのは非常に大きかったんじゃないかなと思います。いつもつなぎと粘りと、というふうに言っていますけど、よくできたゲームなんじゃないかなと思いますね」

 ――村上が先制ソロ。一発で仕留めきれる
 「甘い球だったんでしょうけど、それをホームランにできるのがいまのムネだと思う。甘い球をヒットにするんじゃなくて、というとおかしいですけど、ヒットじゃなくて、ああやって一振りで一点取れるというのは、心強いですね」

 ――大瀬良には今季5打数無安打だったが攻略。苦手を作らないことも今年の成績につながっているか
 「そこはどうかは分からないですけど、彼は意外と勉強家で、勉強家、っていうとあれだけど、よく研究しています」

 ――塩見も最近、バットが振れている。
 「先日の甲子園で、決してよくなかったヒットから、今日は本当に、長打も打てるし思い切ったスイングもできているし、非常にいい傾向だと思います。哲人もそうですし、ムネの前に、そういうバッターが、しっかりバットを振れるバッターがいるっていうのは、得点になる確率も高いと思うので、塩見が上向きになってくれるのはチームにとって非常にいいことだと思います」

 ――先発の小沢は。
 「ちょっと球数がいくと、コントロールできないところとか変化球が抜けてしまったりがあるけど、彼の時はけっこう打線が援護してくれるし、そういうものも持っているのかなと思います。まだまだ課題も多いですけど、やることたくさんありますけど、まあいいんじゃないですかね。まあ、これからだと思います」

 ――長岡もシーズン終盤だが、出場を続けている。
 「1番、頑張っているんじゃないかなと思います。音を上げないでしっかり毎日スタメンで出て、最後までできるというのは、21歳にしては体力があるなと思っていつも見ています。数字は特には気にしていないが、いつか、どっか痛いと言うかなと思っていたが、ここまではよく頑張っていると思います」

 ――久保が初勝利。
 「けっこう開き直って、コースとかよりもしっかり投げられるようになってきたよね。これが、成長だと思うし、これが、メンタルの部分でもあると思うし、こうやってチームの勝利に貢献できるような存在まできたから、しっかりその一員としてしっかり頑張って欲しいなと思います」

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