ENEOS復帰の田沢純一が会見 NPBドラフト指名の質問に苦笑い「今はチームが大事」

[ 2022年9月9日 14:34 ]

新日本石油ENEOS(現ENEOS)時代の田沢(2008年11月21日撮影)
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  08年以来14年ぶりに社会人野球のENEOSに復帰した田沢純一投手(36)が9日、オンラインで会見を行った。

 ユニホーム姿の田沢は「経験を後輩に伝えてチームに貢献したい」と話した。リーグに所属していたメキシコから6月末に帰国し、チーム練習には5日から合流。打撃投手などで調整し、現在は打者を相手に投球できる状態まで仕上がっているという。

 13年にはレッドソックスで世界一も経験するなど、メジャー通算388試合登板を誇る。今年の都市対抗野球を制した大久保秀昭監督(53)は「海外でやってきたことを選手に伝えて、さらにENEOSが強くなればいいなと思う」と期待した。

 ドラフトを経ずにメジャー移籍を選んだことで、NPBではドラフトを拒否して海外球団と契約した選手について、12球団は帰国後の2年間(高校生は3年間)ドラフト会議で指名しないという「田沢ルール」も生まれた(20年に撤廃)。

 日本球界に復帰したことで今後はドラフト会議で指名される可能性もあるが、大久保監督は「可能性はゼロに近い。そうなれば『どうぞ』本人の判断に任せます」。田沢は質問に「それは考えてなかった」と苦笑い。「評価されたらうれしいが、今はチームに貢献することが大事」と笑顔で続けた。

 背番号はレ軍時代と同じ「36」。オープン戦の登板を経て15日の関東リーグ戦に登板する予定。

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2022年9月9日のニュース