広島6連敗…村上に2度の申告敬遠もヤクルト戦2年連続の負け越し決定

[ 2022年8月24日 22:55 ]

セ・リーグ   広島2―6ヤクルト ( 2022年8月24日    神宮 )

<ヤ・広>足早に引き揚げる広島ナイン(撮影・尾崎 有希)
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 広島は24日のヤクルト戦に逆転で敗れ、対戦成績が6勝13敗1分けとなり、8勝14敗3分けの昨季に続いて2年連続の負け越しが決まった。

 初回に西川龍馬の右越え8号で先制しながら、先発した九里亜蓮は初回先頭で右手中指と薬指に打球直撃の不運。応急処置後に志願で続投しても、3回に18イニングぶり失点で同点を許し、4回は右手でゴロを握り損なう内野安打から勝ち越しを許した。

 前夜の逆転被弾で今季球団別最多の12本目の本塁打を献上し、通算150号に王手をかける村上宗隆に対しては徹底的に警戒した。2回先頭はフルカウントから四球。3回1死二塁では申告敬遠で勝負を避けた。フランスアに代わった5回先頭もカウント3―1から四球。直後に二盗を決められ、追加点を許した。一塁が埋まっていた6回1死一、二塁ではフランスアが内角チェンジアップでバットを折っても右前へ適時打を打ち返された。

 投手が左腕の森浦大輔だった2―6の8回2死二塁では再び申告敬遠。広島が村上に対して1試合で2度の申告敬遠を選ぶのは6月30日以来、今季2度目だった。

 新型コロナ陽性で療養中の佐々岡監督に代わって指揮する河田雄祐ヘッド兼外野守備走塁コーチは「最後も4点差。抑えなきゃいけないんだろうけど、4点差なんで、まだ分からない。ヤクルトファンの方には大変申し訳ない。(村上との勝負を)見たかったでしょうけど、こちらも勝負なので」と振り返り、「結局ああいうところ(6回)でタイムリーを打たれる。いまは、どんな打席も、先頭打者以外はゾーンに入っている感じがする」と改めて村上の存在感を認めた。

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2022年8月24日のニュース