落合博満氏が選ぶ歴代ベスト9　投手は「とてつもない数字」「文句のつけようがない」あの剛腕

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（68）が24日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「野球人・落合博満が選ぶベストナイン」と題し、日本プロ野球界で“オレ流”の基準で選んだ「歴代最強メンバー」を発表した。

　「まず投手ですが」とスタッフが問うと、落合氏は、「金田（正一）さんしかいないでしょ」と即答。「400勝投手。20年やって、20勝ずつしなきゃいけないってことだから。とてつもない数字ですよ。日本での最高の数字を残したのは金田さんだから、文句のつけようがないでしょ」と付け加えた。

　国鉄、巨人の現役生活20年で944試合400勝298敗。2位の米田哲也（阪急、阪神、近鉄）に50勝の差をつける圧倒的な数字は、日本プロ野球史に燦然と輝いている。「もし400勝がいなければ、米田さんとか鈴木啓示さんとか、山田久志さんとか、あとは稲尾（和久）さんとかという名前が出てくるんだろうけども、やっぱり400って数字はとてつもない数字だからね」とし「一生涯通じて、金田さんとしかいいようがない。やっぱりこの世界ってのは数字が物語っていて、自分が好きだからこの人を選ぶっていうことでは解説者っていう仕事は成り立たないと思うしね」と続けた。

　自身も20年間現役生活を続けた落合氏。もちろん400勝投手と対戦したことはないが、長年高いパフォーマンスを維持し、積み重ねた数字がプロの世界で何よりも価値を持つ。それがオレ流のぶれない基準だった。