落合博満氏が選ぶ歴代ベスト9 センターは「塁に出たら1点」「速かった」間近で感じた世界の盗塁王

[ 2022年8月24日 17:20 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が24日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「野球人・落合博満が選ぶベストナイン」と題し、日本プロ野球界で“オレ流”の基準で選んだ「歴代最強メンバー」を発表した。

 レフトについて聞かれると、落合氏は「もう張本(勲)さん(東映など―巨人―ロッテ)。3000本打ってる人なんでね。守備はとやかく言われるけども、それを度外視して選ぶとすれば張本さんだろうね」と話した。現役23年で3085安打。日本プロ野球で一番多く「Hランプ」を灯した文句なしのヒットメーカーだ。

 センターは「福本豊さん(阪急)。なんせ1000個の盗塁してるっていう。凄い数だよ。現役で一緒にやったけども。先頭バッターでホームラン打つしね。一塁に出ればすぐ二盗して。2番バッターは進塁打して三塁行って、3番バッターが外野フライ打って1点。福本さんが塁に出たら1点は覚悟しなきゃいけないなって。そういう阪急の野球だったからね」。阪急の黄金時代を最速で駆け抜けたスピードスター。通算盗塁数「1065」は2位の広瀬叔功の「596」を引き離す圧倒的な数字。また、当時世界記録だったルー・ブロックの「938」を1983年に抜き、世界の盗塁王と呼ばれた。

 実際守備についた時、間近で見て速かったかとスタッフが問うと、「ああ速かった。ピッチャーの癖とかってのも頭に入ってたんだろうと思うしね。速かったですよ」と、賛辞を重ねた。

 ライトは「イチロー(オリックス)。7年連続首位打者獲ったっていう実績。過去に例がないわけだから。早くしてアメリカに行ったっていうけれども、日本での実績を踏まえて行ってるわけだからね。まあイチローしかいないんじゃないですか」。日本在籍9年間で1278安打。その後アメリカに渡り、3089安打を積み重ねた天才打者を選出した。

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