日本ハム 6連敗の中で松本剛が2戦連続2安打 打率.356は骨折離脱前を上回る

[ 2022年8月22日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―5ソフトバンク ( 2022年8月21日    ペイペイD )

<ソ・日>初回、安打を放つ松本剛(撮影・岡田 丈靖)         
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 満足には走れない。それでも打ち出の小づちのように安打を量産する姿は変わらない。日本ハムは21日のソフトバンク戦で6連敗を喫した中、松本剛が2安打を放って2試合連続複数安打。左膝骨折からの復帰後の6試合は19打数7安打の打率・368で、復帰前の打率を1厘上回る・356まで打率を上げた右打者は「走れないのに使ってもらっているので、結果で示すしかない。打つ方に関してはケガをする前と変わらない」と頼もしく話した。

 初回は左腕・和田の直球にやや詰まりながらもバットを内側から出して右翼線へ落とすと、8回の4打席目は右腕・藤井のスライダーをすくい上げて中前打。1四球も含めて4打席中3打席出塁し「感じも内容も良かった打席が多かった」と満足げに振り返った。

 初の首位打者獲得へ、最大のライバルは昨季まで2年連続首位打者を獲得しているオリックス・吉田正だ。「気にならないことはない」と本音を語りつつ「僕は必死に食らいついていきながら、自分らしく一本一本積み重ねていけたら」と挑戦者としての気持ちを持ち続けることを強調した。

 この日が福岡での今季最終戦。試合後は来年3月開場のエスコンフィールド北海道のPR動画が流れ、ナインがスタンドの福岡のファンにあいさつに出向いた。新庄監督は「本当に素晴らしい球場。福岡から、全国から見に来てもらいたい」と故郷のファンに新球場の来場を呼びかけつつ「チームが勝たないと来てもらえない」と、松本剛らを中心に今後もチーム強化を継続していく考えだ。(東尾 洋樹)

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2022年8月22日のニュース