【甲子園】下関国際初優勝ならず 仙台育英に敗れる エース古賀、仲井継投も力尽く

[ 2022年8月22日 16:24 ]

第104回全国高校野球選手権第14日 決勝   下関国際1-8仙台育英 ( 2022年8月22日    甲子園 )

<仙台育英・下関国際>4回1死三塁、仙台育英・斎藤陽に先制の右前適時打を浴びた下関国際・古賀(撮影・坂田 高浩)
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 第104回全国高校野球選手権は22日、甲子園球場で決勝が行われ、春夏通じて初の決勝進出となった下関国際(山口)が仙台育英(宮城)に1-8で敗れ、初優勝はならなかった。

 準決勝・近江(滋賀)戦では1回0/3で降板したエース・古賀が先発。締まった立ち上がりとなり、3回まで0-0で進んだ。4回には1点を献上。5回の攻撃では無死一、二塁と絶好の得点機を迎えたが後続が倒れて無得点だった。その裏にさらに2点を失って古賀は降板。5回途中から今大会再三のピンチを救援してきた仲井が2番手で登板し、後続を断った。すると6回、先頭の赤瀬が右中間三塁打で無死三塁。続く仲井の一ゴロの間に1点を返した。

 仲井は7回に4点目を失い、なおも満塁のピンチで満塁本塁打を許して点差が広がった。

 山口県勢としては1958年の柳井以来、夏64年ぶり2度目の頂点を目指し、85年夏の宇部商以来37年ぶり春夏9度目の決勝に臨んでいた。

 <下関国際の軌跡>
2回戦 5-0 富島
3回戦 9-3 浜田
準々 5-4 大阪桐蔭
準決 8-2 近江

 ○…山口勢は春夏甲子園で過去8度決勝に進んでおり、成績は2勝6敗。58年夏に柳井が7-0で徳島商を下して甲子園初優勝。63年春には下関商が北海を10-0で下して選抜で初優勝した。以降、63年夏・下関商(●1-2明星)、64年夏・早鞆(●0-2高知)、72年夏・柳井(●1-3津久見)、74年夏・防府商(●0-7銚子商)、85年夏・宇部商(●3-4PL学園)と決勝に進出したが、いずれも準優勝だった。

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