【甲子園】金足農で18年夏準Vの吉田輝星「やるのは育英しかないと思っていた」 東北勢初Vに歓喜

[ 2022年8月22日 17:04 ]

第104回全国高校野球選手権大会・決勝   仙台育英8ー1下関国際 ( 2022年8月22日    甲子園 )

金足農時代の吉田輝星
Photo By スポニチ

 初めて決勝に進んだ1915年の秋田中に始まり、東北勢の春夏通算13度目の決勝進出で達成した悲願。過去に決勝で敗れた元球児たちが当時を振り返りつつ、初制覇を喜んだ。2018年夏、金足農のエースとして、大阪桐蔭との決勝に臨み惜しくも敗れたが、金足農旋風を巻き起こした日本ハム・吉田輝星投手(21)が仙台育英の初優勝にメッセージを寄せた。

 東北勢の初優勝を“やるのは、育英しかない”と僕は思っていました。中学生の時、仙台育英が好きでした。仙台育英からスポーツ推薦をもらうために、東北大会に行きたいと思っていたんですよ。やっぱり、仙台育英は東北圏内の(中学球児の)憧れですから。東北に優勝旗を持ち帰ってくれて、本当にうれしいです。
 仙台育英と聖光学院が同日に準々決勝を戦った日は見ていました。“よっしゃ、東北勢2つ残っているな”と思ったら、まさかの東北勢でつぶし合いという(笑い)。東北勢で決勝だったら良かったんですけどね。

 光星学院(現八戸学院光星)と仙台育英の準優勝は覚えています。特に仙台育英の平沢大河さん(現ロッテ)の時(15年)は僕らが見ている世代。中学校の夏休みに毎日、祖母の家で応援していました。甲子園、いいなと思いましたね。(自分自身が)あんなに勝ち上がれるとは思っていなかったですけど。地元に帰ってからは(反響が凄くて)電車とか乗れなかったですね。

 夏の暑さは東北とはレベルが違いますが、選手たちが自信を持って伸び伸びと戦っていたのが印象です。僕が大阪桐蔭との決勝で5回に6失点した時は、本当に死にそうでフラフラでした。今は球数制限でだいぶ変わりましたね。きつい思いをした身からすれば、選手に優しいトーナメントになりました。本当に素晴らしい決勝戦だったと思います。感動しました。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月22日のニュース