ドジャース移籍のギャロが三塁打、本塁刺殺と攻守に躍動 ヤンキース時代とのメンタルの違いに言及

[ 2022年8月22日 11:20 ]

2ランを放ったベリンジャー(左)を出迎えるギャロ(右)(AP)
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 ドジャースのジョイ・ギャロ外野手(28)が21日(日本時間22日)、本拠地でのマーリンズ戦に「8番・左翼」で先発出場。ナ・リーグ、サイヤング賞の最有力候補アルカンタラから2安打を放つつともに、2度にわたる好守で、新人右腕ぺピオットを救い10-3の勝利に貢献した。

 打っては2回2死、カウント2-2の6球目、内角低め99・4マイル(約159・9キロ)の直球をとらえて右中間三塁打を放つと、続くベリンジャーの2点本塁打でホームを踏んだ。2打席目は4回の先頭打者で、カウント2-2から99・8マイルの直球をとらえ、一塁線を破る安打。次打者の内野ゴロで二塁に進んだ後、1番ベッツの適時打で生還した。この回途中、アルカンタラは10安打6失点で降板。今季最短KOとなった。

 守備でも2度の好プレーを披露。初回2死一、二塁、左前打をワンバウンドでグラブに収めると本塁へのストライク返球で、二走のウエンドルを刺し、立ち上がり不安定なぺピオットを救った。3回も、先頭のウエンドルの左翼線に落ちそうな打球を、ダイブして好捕。ド軍の実況アナは「ギャロはいろんな形でゲームにインパクトをもたらしています」と絶賛した。

 今季ヤンキースでは82試合で打率・159、出塁率・282、OPS・621の成績。自信を失い、移籍した。それがド軍ではまだ12試合とはいえ、打率・267、出塁率・371、OPS1・038である。移籍後取り組んだのは、19、21年とレンジャーズでオールスターに出た時のスイングに戻すことだった。先日、地元記者の取材にこう説明していた。「野球はデリケートでちょっとしたことで調子を崩す。ビデオを見て前のメカニックに戻そうとした」。加えて「メンタルの面も大きい。今はビーチの側に住んでいて、とても快適。ニューヨークのことを悪く言うつもりはないけど、同じ家賃で狭いアパートだった」と明かす。さらに「いつもひげを剃らなくていいのも助かる」と認めた。ヤ軍ではチームの規則であごひげはきれいに剃らないといけなかった。

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2022年8月22日のニュース