巨人・山口、2回もたず4失点KO 1カ月リーグ中断前ラストマッチは厳しいスタート

[ 2021年7月14日 18:38 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2021年7月14日    東京D )

<巨・ヤ12>巨人・山口(撮影・森沢裕)
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 米大リーグのジャイアンツ傘下3Aサクラメントを退団し、2年ぶりに巨人へ復帰した山口俊投手(34)が復帰後4戦目となるヤクルト戦(東京D)に先発登板。初回に4点を失い、2回途中4安打4失点で降板した。

 前夜の対戦で20年ぶり球団ワーストとなる1試合7本塁打を被弾し、14失点大敗を喫した巨人投手陣。この日は東京五輪開催による1カ月間のリーグ中断前ラストマッチということもあり、快勝して前半戦を終えたいところだったが、11日に誕生日を迎え、34歳での初登板となった山口が初回からいきなりつまずいた。

 初回、先頭の塩見に中前打で出塁を許すと、続く青木の2球目にバッテリー間のサインミス(記録は小林の捕逸)が出て開始からわずか3球で無死二塁のピンチ。1死一、三塁から村上の二ゴロの間に先制を許すと、オスナの左前打と中村の四球で2死満塁となった。ここで桑田投手チーフコーチ補佐がマウンドに行ってひと呼吸おいたが、前夜2本塁打を放っているサンタナに走者一掃の左翼線二塁打を打たれてこの回計4失点。山口は初回から32球を投げた。

 その裏、味方打線が元同僚のヤクルト先発左腕・田口から松原の左前打、坂本の左中間二塁打、丸の四球で無死満塁。岡本和とウィーラーが倒れて2死となった後、中島が中前2点適時打を放って2―4と2点差に追い上げたが、山口の不安定さは直後の2回も変わらず。先頭の相手先発投手・田口に投前安打を許すと、2死後、山田に2打席連続となる四球を与えて一、二塁としたところでベンチから原監督が出て交代を告げた。なお、2番手左腕・今村が前夜2本塁打の村上を空振り三振に仕留め、それ以上の失点は許さなかった。

 山口の投球内容は1回2/3で打者12人に49球を投げ、4安打4失点。2三振を奪い、与えた四球は3つだった。

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2021年7月14日のニュース