早実・清宮福太郎が“打ち直しマルチ” 「一戦一戦集中して、その先に甲子園」

[ 2021年7月14日 12:27 ]

全国高校野球選手権西東京大会2回戦   早実9―2大成 ( 2021年7月14日    ネッツ多摩昭島 )

<大成・早実>4回1死三塁から中前適時打を放つ清宮(撮影・川島 毅洋)
Photo By スポニチ

 6年ぶりの夏の甲子園出場を目指す早実が7回コールド勝ち。上々のスタートを切った。

 「3番・左翼」で先発出場した日本ハム・清宮の弟・福太郎(3年)は2本のタイムリーを放ち2打点。「1打席目は高めのボール球を打ち上げてしまった。次から目線を下げて、選んでいった。いい結果が出てくれて良かった」と振り返った。4回には中前打、5回には左前打とコンパクトに打ち返した。

 前日は初回、表の攻撃でタイムリー二塁打を放つなど4点を先制したが、雨天のためノーゲームになった。仕切り直しの一戦を前に「今日が初日のつもりでやることが大事」と主将としてナインに伝えた。

 チームはコロナ禍で思うような練習ができず、練習試合は6月に入ってからだった。和泉実監督は「1打席目は力んでいたが、すぐに修正した。一つ一つ勝っていくことが大事」と次戦を見据えた。清宮は「一戦一戦集中して、その先に甲子園があると思う」と引き締めた。(川島 毅洋)

 ◇清宮 福太郎(きよみや・ふくたろう)2003年(平15)7月3日生まれ、東京都出身の18歳。早実初等部1年時に野球を始め、5年から東京北砂リトルでプレーし、15年世界選手権優勝。早実中等部時代は調布シニアに所属。早実では1年夏からベンチ入り。

続きを表示

2021年7月14日のニュース