アジャ井上 64年ぶり球団新人4番だ OP戦首位打者の可能性も

[ 2014年3月23日 05:30 ]

<ヤ・ロ>7回無死一塁からオープン戦1号を放った井上はベンチ前でパフォーマンス披露

オープン戦 ロッテ6―1ヤクルト

(3月22日 神宮)
 待望のオープン戦1号で開幕4番を決定づけた。7回無死一塁。ロッテのドラフト5位・井上は、外寄り高めの132キロ直球を、バットで力の限り上から叩きつけた。打球は一直線でバックスクリーンを直撃。

 「しばらくなかった感触。これは行くんじゃないかという確信があった」。若き巨漢主砲の表情は満足感にあふれていた。

 初回の第1打席。空振り三振に終わったものの、左翼席のロッテファンから「開幕4番だ!井上!」のコールが湧き起こった。4番として期待されていた今江が、左ふくらはぎ筋膜炎で2軍調整を続けており、伊東監督も「今江は(開幕1軍は)多分、無理かもしれない」と説明。ロッテの新人では、64年ぶりとなる開幕戦4番がいよいよ現実味を帯びてきた。

 オープン戦はここまで42打数17安打(打率・405)6打点1本塁打と大暴れ。開幕戦での大役に向けて「もし4番になった場合は、やるからには“ロッテの4番”としての責任を果たしたい」と自覚は十分だ。23日のヤクルト戦(神宮)がオープン戦最終戦。史上初となる新人の首位打者の可能性もあり、まずはプロ初のタイトルを手にして開幕に弾みをつける。

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2014年3月23日のニュース