池田OBが甲子園に集結 水野氏「蔦監督が一番喜んでる」

[ 2014年3月23日 06:02 ]

スタンドで後輩に声援を送る水野氏(手前)と江上氏(奥)ら池田OB
Photo By スポニチ

第86回選抜高校野球大会1回戦 池田4―3海南

(3月22日 甲子園)
 「レジェンドOB」たちも大興奮だ。池田の82年夏、83年春の連覇メンバーも応援に駆けつけ、アルプススタンドから声援を送った。

 83年にエース兼4番だった元巨人の水野雄仁氏(48=現野球解説者)は「蔦監督が天国で一番喜んでくれていると思う。畳み掛ける攻撃は引き継いでくれているのかな」と感激。主将を務めた江上光治氏(48=会社員)は「こんなにうれしいものとは思わなかった。最後は(蔦監督が天国から)降りてきてはったでしょう」と涙を流した。

 水野、江上両氏の1年先輩で82年夏の優勝投手、元南海、横浜の畠山準氏(49=現DeNA球団職員)は「アルプスでの観戦は小学生の時に爽やかイレブンを見て以来。校歌を聴かせてくれて感謝しています」と感無量の様子。このほかにも多くのOBが後輩たちの勇姿を目に焼き付け、試合後は校歌を口ずさんでいた。

 ▽池田の夏春連覇 82年夏にエース畠山(元横浜)、2年生・水野(元巨人)らを擁した「やまびこ打線」が、大会通算チーム7本塁打、121塁打、85安打など当時の大会記録を次々と塗り替えて初優勝。準々決勝では早実のエース荒木(元ヤクルト)を水野の2打席連続本塁打などでKOした。翌83年春は水野がエースとなり、5試合45回を自責点ゼロの快投。水野、江上を中心に「やまびこ打線」も前年夏の1回戦から準々決勝まで甲子園9試合連続2桁安打を記録し、史上4校目の夏春連覇を達成した。

続きを表示

この記事のフォト

2014年3月23日のニュース