沖縄尚学・山城4安打完封! 報徳学園“逆転”ならず

[ 2014年3月23日 11:03 ]

<報徳学園・沖縄尚学>2回表沖縄尚学2死二、三塁、中村が左前に先制打を放つ。投手中村、捕手岸田

第86回選抜高校野球大会第3日 沖縄尚学1―0報徳学園

(3月23日 甲子園)
 第86回選抜高校野球大会第3日は23日、甲子園球場で1回戦3試合を行い、ともにセンバツで2度の優勝経験のある強豪同士の顔合わせとなった第1試合は、秋の明治神宮大会優勝校で、昨夏の甲子園経験者が7人そろう沖縄尚学が地元・報徳学園を1―0で下した。

 2年連続6度目の出場の沖縄尚学は2回、1死から四球と打撃妨害、犠打で2死二、三塁とし、中村の左前適時打で先制した。4回には2死一、二塁で中村の左前打で二塁走者が一気に本塁を突くが憤死。追加点を挙げられなかったが、昨夏の甲子園も経験した山城が伸びのあるストレートを武器に2回以降は二塁を踏ませず、4安打完封と好投。最少得点を守り切って、2008年以来のセンバツ初戦突破を果たした。

 2年連続20度目の出場となった報徳学園は、制球力のある中村が先発。5回表2死一、三塁のピンチからは捕手として先発した岸田がリリーフし、上原を三振に仕留めるピンチを脱した。その後も毎回三振を奪うなど4回1/3を投げ1安打無失点、6奪三振と好投を続けた。打線は初回、先頭の比嘉が四球で出塁、犠打と石垣の左前打で1死一、三塁の好機を作るが後続を断たれた。かつては“逆転の報徳”の異名をとったが、本塁が遠く昨年に続いて初戦で姿を消した。

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