楽天 塩見 10キロ遅い直球使えた きっかけは上原の投球術

[ 2014年3月23日 05:30 ]

<中・楽>投ゴロをさばく塩見

オープン戦 楽天3―0中日

(3月22日 ナゴヤD)
 オープン戦最後の先発だった楽天・塩見が5回3安打無失点と好投した。周囲を驚かせたのは初回2死、フルカウントでルナに投じた133キロだ。球種は変化球ではなく直球。

 この日の最速144キロから10キロ以上も遅い球を、できるだけ同じ腕の振りで意図的に投げた。発端は2月の沖縄・久米島キャンプ中のチームスタッフとの会話だった。「上原さん(レッドソックス)は直球で緩急をつけてるみたい。塩見はできる?」。ブルペンで試し、試合で投げるレベルまで達した。中6日で29日の西武戦(西武ドーム)に登板。昨季は左肩痛で1軍登板がなかった左腕は「この1週間もいい調整をしたい」と目を輝かせた。

続きを表示

2014年3月23日のニュース