阪神 今成 代打でも存在感「とにかく試合に出たい」

[ 2014年3月23日 07:01 ]

<神・オ>7回無死二塁、代打・今成は左中間に適時二塁打を放つ

オープン戦 阪神3―7オリックス

(3月23日 京セラD)
 阪神・今成が代打でも存在感を示した。この日のオリックス先発は井川。阪神は開幕カード2戦目の先発が予想される巨人・杉内を想定し、左投手用オーダーを組んだ。そのため三塁スタメンを新井良に譲った今成は、ベンチスタート。だが期待の若武者は、限られた出場機会も着実にモノにした。

 「追い込まれていましたけど、転がせば進塁打にもなるし、三振だけはしないように、前に飛ばそうと考えていました。チャンスで走者を還すことができてよかった」

 7回だ。6番・福留のソロで同点に追いつき、なおも無死二塁の好機。8番・藤井の代打に今成がコールされた。2番手・マエストリの前に2ボール2ストライクと追い込まれるも、そこからが真骨頂。4球連続ファウルで粘り続け、9球目の外角高め140キロ直球を左中間へ運んだ。技ありの適時二塁打を放ち、勝負強さを誇示した。

 これでオープン戦15試合出場、打率.351、5打点。「とにかく試合に出たい! 良い形で、開幕を迎えたいと思います」。ハングリー精神おう盛な背番号49。有力視される開幕スタメンへ向けて、順調に歩みを進める。

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2014年3月23日のニュース