17歳・成田実生が初の五輪切符!400m個人メドレーV「最高にうれしい」 2位・谷川亜華葉も代表に

[ 2024年3月19日 19:56 ]

競泳パリ五輪代表選考会第3日 ( 2024年3月19日    東京アクアティクスセンター )

<国際大会代表選考会>女子400メートル個人メドレー、五輪出場を決めた成田(右)と谷川(撮影・岡田 丈靖)
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 女子400メートル個人メドレーで17歳の高校2年生、成田実生(金町SC)が4分35秒40で派遣標準記録(4分38秒53)を突破して優勝し、初の五輪代表に決まった。2位の谷川亜華葉(20=イトマン近大)も代表入りした。

 「ほんとに目標達成できたことが最高にうれしい。いろんな方が応援してくれて。凄い力になったし、喜びを一緒に分かち合いたい」

 今大会で同じ高校生の平井瑞希、松下知之がパリ五輪代表に内定。成田は「すごく刺激を受けた。一緒に代表に入りたい」と燃えていた。

 水の抵抗が少ない泳ぎが持ち味。泳ぎの姿勢や正確な動きの再現性を高める反復練習に割く時間が多い。昨季まではベンチプレスでは重りをつけないバー(20キロ)を持ち上げることができなかったが、今季からウエートトレーニングにも着手。体を重くしすぎないように注意を払いながらパワーアップも図っている。

 昨夏の世界選手権では予選3位通過も決勝は最下位の8位。レース前の招集所では同い年の世界記録保持者マッキントッシュ(カナダ)が体をバシバシ叩いて気合いを入れる姿に圧倒された。「スピードも体力も気持ちも全然違った」。最高峰の舞台を経験したことで視線が世界に向き、日常のトレーニングから自身への要求が上がった。

 今大会のライバルは21年東京五輪個人メドレー2冠の大橋。世界で勝負するために、超えなければいけない壁に真っ向勝負を挑み、パリへの道を切り開いた。

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