男子400個メ 18歳の松下がパリ内定1号 ラスト50メートルで瀬戸を逆転

[ 2024年3月19日 05:30 ]

競泳パリ五輪代表選考会 ( 2024年3月18日    東京アクアティクスセンター )

男子400メートル個人メドレー、パリ五輪出場を決めガッツポーズする松下(右は瀬戸)(撮影・岡田 丈靖)
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 男子400メートル個人メドレーを制した18歳の松下が初の五輪切符を手にした。派遣標準記録を0秒59上回り、日本競泳陣のパリ内定1号。ラスト50メートルで瀬戸を抜き「内定第1号はちょっと意識していた。今の日本競泳界で若い刺激が必要だなと思っていた。それが自分になると思っていた」と胸を張った。

 今春、東洋大に入学予定。400メートル個人メドレー五輪覇者の萩野公介さん、大橋悠依らを育てた平井伯昌監督の下で1月下旬から3月上旬にスペイン・シエラネバダで高地合宿を張った。同じ栃木県出身の萩野さんが憧れの存在。同郷の先輩の高校時代のベスト記録を上回り「まずは萩野さんの記録を超えられてうれしい」とパリへ弾みをつけた。

 ≪瀬戸は本命種目五輪逃す≫瀬戸は、2月の世界選手権銅メダルの本命種目で3大会連続五輪切符を逃した。ラスト50メートルで松下にかわされ、派遣標準記録に0秒21及ばず。「調子は良く4分7秒を目指していたが、後半バテてしまった。自由形は思うように体が動かなかった」と力なく笑った。それでも夢舞台は諦めておらず、200メートル個人メドレー、200メートルバタフライでも挑戦の意向で「気持ちを切り替えたい」と話した。

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