【バドミントン】シダマツ2大会連続準Vでパリ五輪当確 志田「メダル狙える自信に」欧州遠征から帰国

[ 2024年3月19日 11:10 ]

欧州から帰国した志田(左)と松山(撮影・福永 稔彦)
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 バドミントンの女子ダブルスで世界ランク5位の志田千陽(26)松山奈未(25)組(再春館製薬所)が19日羽田空港着の航空機で欧州遠征から帰国した。

 パリ五輪予選ランクで日本勢最上位のシダマツペアは、フランス・オープン、全英オープンと2週連続で準優勝の好成績を収め、五輪初出場が確実になった。志田は「準優勝に終わって悔しい気持ちと、やり切れたという気持ちがある。良いプレーもできたし、結果も残せたし、その部分は良かった」と2週間の戦いを総括した。

 フランス・オープン決勝では世界ランク1位の陳清晨・賈一凡組(中国)を苦しめ、先にマッチポイントを握りながら、最後の詰めを欠いて1―2で敗れタイトルを逃した。

 志田は「あと1点のところで勝ち切れなかった。あの場面で攻め切ることを貫けば良かったという後悔はある。足りないものが見えたので今後に生かしたい」と反省の言葉を口にしたが、松山は「悔しい思いはあるけど、2大会で決勝まで行けて成長していると思うし、中国ペアにもあと一歩まで行けたのは、プラスにしていい部分」と前向きに捉えた。

 1月のマレーシア・オープンは2回戦、翌週インド・オープンは準々決勝で敗戦。苦しい時期を乗り越えての成果に、松山は「2人でここからまた頑張ろうと気持ちを入れ直して今回の結果につながった。そこは自分たちの自信にしていいのかな」と胸を張った。

 パリ五輪と同じ会場で行われたフランス・オープンには「五輪会場で1試合でも多く試合ができた方がいいと思っていた」(志田)と特別な意識で臨んでいた。5試合を戦い抜き、志田は「会場の感覚もつかむこともできたし、雰囲気も味わうこともできて良かった」と収穫を強調した。

 五輪本番でのメダルも視野に入ってきた。志田は「世界ランク1位と2位には負けたけど、その他の選手には安定したプレーで勝つことができた。プレーをしっかり出せればメダルを狙えるという自信になった」と力強く話した。

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