14歳の上村葵が優勝 賞金140万円の使い道は… スケボーUPRISING TOKYO

[ 2023年5月28日 17:48 ]

スケートボード・ストリート UPRISING TOKYO 最終日 ( 2023年5月28日    東京・有明アリーナ )

<スケートボード・ストリートUPRISING TOKYO最終日 女子決勝>2回目、演技を終えガッツポーズの上村(撮影・光山 貴大)
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 女子決勝が60秒間のラン3本のベストスコアを争う方式で行われ、中3で14歳の上村葵が84・19点で優勝した。2本目にメインレールでバックサイドスミスを含むルーティンをフルメークし、赤間凜音や織田夢海ら国内のライバルを抑えた。「バックサイドスミスは一番得意なトリック。乗りたい技に乗れて良かった」と喜んだ。

 スノーボード愛好家の両親の元に生まれ、オフシーズンの練習のために小3でスケボーを開始。主な練習場所は自宅の庭にあるという父親お手製のパークだといい、「今は4代目。最初は90センチのランプで、全然滑れなかった。60センチ、120センチとなり、今はストリート(仕様)」とレールが設置され、日々練習に励んでいる成果を発揮した。

 優勝賞金は1万米ドル(約140万円)。大会前には「優勝したらお母さんと犬を飼う約束をした」という。長年の願いがかなうかと思いきや、「(優勝後に)お母さんに、私は“うん”とは言ってない、と言われた」と苦笑い。それでも「このチャンスを逃したら飼えない。トイプードルを飼いたい」と粘り強く交渉を続けるつもりだ。

 来年のパリ五輪代表を争うポイントランキングでは日本人6番手となる11位に付ける。1カ国当たりの最大出場枠は3。来月18~25日にはローマで五輪予選大会が控えており、「3人しか出られないので、(日本人)3位までに絶対に入れるように頑張りたい」と目を輝かせた。

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