18歳・聖富士が序二段V「勝てると思ってなかった」決定戦で幕下上位経験者の欧勝竜破った!

[ 2023年5月28日 23:30 ]

大相撲夏場所千秋楽 ( 2023年5月28日    東京・両国国技館 )

大相撲夏場所千秋楽で序二段優勝の聖富士
Photo By 代表撮影

 序二段の7戦全勝同士による優勝決定戦が行われ、聖富士(18=伊勢ケ浜部屋)が欧勝竜(27=鳴戸部屋)がを破って初めての各段優勝を決めた。

 立ち合い頭で当たり合ってから右四つに組み合うと先に左で上手を取り、相手が出てくるところを土俵際の上手投げで仕留めた。静岡・飛龍高出身で、まだデビュー2場所目。千秋楽翌日の29日に19歳の誕生日を迎える期待の若手が、満員の館内を沸かせた。

 相手の欧勝竜は、史上3位のデビュー24連勝を記録して幕下7枚目まで番付を上げたこともある実力者。昨年秋場所後に右肩を手術して3場所連続の全休明けで臨んでいた。聖富士は7戦全勝とした13日目の取組後、優勝決定戦の相手が決まると「チャレンジャー精神で胸を借りるつもりでいきたい」と話していた。この日は“殊勲”の白星を挙げ「勝てると思ってなかったです」と喜んだ。

 所属する伊勢ケ浜部屋では、横綱・照ノ富士(31)が幕内で1年ぶりの復活優勝を遂げており、同部屋でそろっての各段優勝。飛龍高の2学年先輩の熱海富士は十両で13勝の好成績を挙げながらも惜しくも優勝に届かず。伊勢ケ浜部屋“3階級制覇”はならず「本当は熱海富士関も…」と苦笑いしていた。

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