“令和の怪物”落合が「伯桜鵬」に改名へ 新入幕が決定的な来場所から

[ 2023年5月29日 03:00 ]

来場所から改名する落合
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 大相撲夏場所で14勝1敗の好成績を挙げた西十両8枚目の落合(19=宮城野部屋)が、来場所から「伯桜鵬(はくおうほう)」に改名することが関係者の話で明らかになった。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)が27日の夜に考え、28日に行われた部屋の千秋楽パーティーで発表したという。

 地元・鳥取の旧国名「伯耆国」の「伯」、小学生の頃に参加し相撲を始めたきっかけとなった倉吉市の相撲大会「桜ずもう」の「桜」、師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)の「鵬」がつけられた。

 今年初場所後の新十両昇進会見では、宮城野親方が「史上初のことを成し遂げた男ですから、ゆっくり本人と話して、皆さんが“お~っ!”と思うしこ名をつけてやろうかなと思っています」と話していた。以前から同親方が「ルーツを大事にする」と話していたとおり、地元・鳥取にちなんだしこ名がつけられた。

 落合は千秋楽、豪ノ山(25=武隈部屋)との十両優勝決定戦に敗れたが、14勝1敗の好成績で十両2場所目を取り終えた。名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新入幕が決定的な状況。「師匠から“2場所通過しなかったら引退”と発破を掛けられていたので、14勝できてホッとしています。まだ好きな相撲が続けられるんだなと(笑)」。師匠の冗談交じり?の指令にも見事に応えてみせた。師匠は十両2場所目だった04年春場所、くしくも今場所の落合と同じ西十両8枚目で、12勝の十両優勝で翌場所新入幕を果たした。

 遠藤(現幕内)に並び史上最速の所要3場所、そして師匠らに次ぐ平成以降10人目となる10代での幕内昇進を果たす“令和の怪物”。来場所は、思いの込められたしこ名を背負って幕内の土俵に上がる。

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