遼　全英望み！14位浮上　前日の鬱憤晴らす快進撃「尻すぼみにはならなくて良かった」

男子ゴルフツアー　ミズノ・オープン第3日 （ 2023年5月27日    岡山県　JFE瀬戸内海GC＝7461ヤード、パー72 ）

10番、グリーンを読む石川遼（撮影・井垣　忠夫）
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　33位から出た石川遼（31＝CASIO）が、8バーディー、3ボギーの67で回り、通算7アンダーで14位に浮上。上位4人に与えられる全英オープン出場権獲得を目指す。安森一貴（25＝オータニ広尾CC）は3バーディー、1ボギーの70で回り、首位を堅守した。

　前日の鬱憤（うっぷん）を晴らす快進撃だった。裏街道の10番から出た石川が、バーディー量産。第2ラウンドでは75と崩れ33位に後退したが、14位に再浮上。上位4人に与えられる全英切符獲得へ望みをつないだ。

　11、12番で連続バーディーと上々の滑り出しを見せると、前半はスコアを4つ伸ばしターン。後半は3、5番でボギーを叩くも、8番パー3で3メートルのバーディーパットを沈めて悪い流れを断ち切った。「最後バーディー、パーで上がれたので尻すぼみにはならなくて良かった」とうなずいた。

　22日に行われた全米オープン日本地区最終予選では3位に入り、2年ぶりに出場権を獲得。今週2枚目のメジャー切符を目指す31歳は「自分ができる限りのことをやっていくだけ」と静かに闘志を燃やした。

　▼1位・安森一貴　前半でなかなか流れをつかめなくて、しんどかった。最終日、まずは自分のプレーをしっかりして、勝ち負けにこだわって強い気持ちを持って一日できたらいい。（3バーディー、1ボギーの通算16アンダーで首位キープ）