中3・池田美来は快挙逃すも堂々準V「今後は勝てるように」サーフィンホワイトバッファロー日向プロ

[ 2023年3月5日 21:44 ]

サーフィンホワイトバッファロー日向プロQS3000最終日 ( 2023年3月5日    宮崎県日向市・お倉ケ浜海岸 )

<サーフィンホワイトバッファロー日向プロ最終日>表彰式でトロフィーを手に笑顔の優勝した脇田紗良(右)と準優勝の池田美来
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 昨年のジュニア世界選手権16歳以下の部で3位に入った中3の池田美来(15)は、決勝で脇田紗良(20)に敗れて準優勝だった。15歳で優勝の快挙は逃したが、4日間の大会を通じて高いポテンシャルを見せつけた。

 決勝は序盤に5点台を2本そろえた脇田を追う展開に。終盤にかけても波に恵まれず、実力を発揮しきれずに敗れたが、「悔しい。波は悪くなかった。自分のライディングが思うようにいかなかった」と受け止めた。

 ただ、1対1の対戦が始まる前日の準々決勝では、19年ジャパンオープン女王の松田詩野を撃破。この日の準決勝でもQSアジアランキング1位の野中美波を破るなど、年齢も実績も上の選手に相次いで勝利。「1対1が苦手だが、今回は3回も経験できた。今後は勝てるようにしたい」と課題と収穫を挙げた。

 ウインドサーフィン愛好家の両親の影響で、5歳でサーフィンを開始。「みらい」と読む名前は、フィギュアスケートで10年バンクーバー、18年平昌五輪に米国代表として出場した長洲未来に由来。競技は異なれど、将来の五輪代表入りも視野に入る。今後はオーストラリアで2大会に出場。4月からは通信制高校に入学して競技活動のウエートを大きくしていく予定で、サーファーとしてさらなる進化を目指す。

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2023年3月5日のニュース