【東京マラソン】14位の一山麻緒、涙止まらず「長い42・195キロに…」MGCへ「絶対に優勝」

[ 2023年3月5日 12:08 ]

東京マラソン ( 2023年3月5日    東京都庁~東京駅前 42・195キロ )

<東京マラソン>レースを終え、記者の質問に答える際に涙を流す一山(撮影・木村 揚輔) 
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 女子で東京五輪8位入賞の一山麻緒(資生堂)は、2時間31分52秒で全体14位、日本人7位だった。

 昨年12月に左肋骨を疲労骨折。自身5年ぶりの故障へのショックは大きく、「先頭集団で行くことを頭に入れて故障明けからも練習をやってきてはいたが、日本記録ペースの練習ができてこなかった。できない練習の方が多かった」と3日の会見では涙を流した。

 序盤こそ先頭集団に入ったが、10キロ手前で集団から遅れる苦しい展開に。その後もペースは上がらず自己ベスト2時間20分29秒には遠く及ばなかった。

 レース後の取材エリアでは涙が止まらない。「早い段階から離れてしまって、長い42・195キロになってしまった。走り切れたのは応援してくれたみなさんのおかげ。足を止めずに走りきることができた」と言葉を絞り出した。

 24年パリ五輪代表選考会となる今年10月の「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」の出場権は既に獲得している。「MGCこそは絶対に優勝してパリ五輪を決めたいという気持ちは持ちながら走った」。涙が乾いてから、次の目標へ走り始める。

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