都築虹帆 大技決めた4強 公式戦「初めて」成功!思わずボード上で両腕突き上げた

[ 2023年3月5日 04:47 ]

サーフィンホワイトバッファロー日向プロ第3日 ( 2023年3月4日    宮崎県日向市・お倉ケ浜海岸 )

準々決勝でエアを決めて勝ち抜き、4強入りを決めた都築虹歩はインタビューでも満面の笑み
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 女子準々決勝3組で都築虹帆(ななほ、19)が14・25点を出し、準決勝進出を決めた。終盤には今大会の女子では初めてエアを決めて、8・25点の高得点をマーク。昨年11月には台湾で行われた国際大会で優勝するなど、進境著しい19歳が上位カテゴリーのシリーズ進出を大きくたぐり寄せた。男子は18年ジュニア世界選手権覇者の上山キアヌ久里朱(くりす、22)らが8強入りを決めた。

 大技を成功させると、思わずボードに立ったまま両腕を突き上げた。仲の良い松岡亜音との対戦となった準々決勝25分過ぎ。「いいセクション(波)が来た」とテイクオフすると、スピードに乗って波の頂上から飛び出し、1回転して着水。都築自身、公式戦では「初めて」という成功で、4強入りを決めた。

 中3でプロ試験に合格するまでは週2回しかサーフィンができない環境で育ったため、代わりに毎日のように乗っていたのがスケートボードだった。バランス感覚や板の操縦感覚が磨かれ、波の上でも役立っている。「元々スケボーで(エアを)やって、サーフィンでも飛びたいと思って練習してきた。体もできて、メーク率も上がってきた」と都築。男子顔負けのパワーサーフィンで、一気に頂点へ駆け上がる。

 ≪最高タイスコア!上山1位通過≫昨年はワールドゲームズ(世界選手権に相当)に初出場した上山が、4回戦3組で15・25点を出し1位通過。「順調にいい波に乗れて良かった。先手先手でいこうという作戦だった」と振り返った。5本目には大きなターン3発を入れ、今大会最高タイの8・25点をマーク。今大会は個人コーチを帯同するなど万全の態勢で、「エネルギーがみなぎっている感じ」と優勝に強い意欲を示した。

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