奈紗「攻めの姿勢でいこうと」6位浮上 連続ボギーでも気持ち切らさず

[ 2023年3月5日 04:40 ]

米女子ゴルフツアーHSBC女子世界選手権第3日 ( 2023年3月4日    シンガポール セントーサGC=6776ヤード、パー72 )

第3ラウンド、5番でバーディーパットを決めギャラリーの拍手に応える畑岡奈紗。通算9アンダーで6位
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 8位から出た畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)と古江彩佳(22=富士通)がともに70で回り通算9アンダーの6位に浮上した。笹生優花(21=フリー)は72と伸ばせず7アンダーで8位から13位に後退。渋野日向子(24=サントリー)は3アンダーの30位。西郷真央(21=島津製作所)は13オーバーの65位。高真栄(コジニョン)(27=韓国)が14アンダーで単独首位に立った。

 畑岡は元世界ランク1位の高真栄と同組で回った。バーディーを量産する前年覇者に徐々に引き離され「ジニョン(高真栄)が凄く伸ばしていたので、ついて行きたかったけど、ペースについて行けなかった」と悔しさをにじませた。

 前半は快調だった。1番で2メートルの好機を生かすと、5番パー5は第3打を1メートルへ。7番では長いパットを沈めた。8番で連続バーディーを奪い首位と1打差に詰め寄った。しかし雨による約2時間の中断で暗転。再開後の10、11番で連続ボギーを叩いて後退した。

 それでも17番パー3でバンカー近くのピンを果敢に狙うなど攻める気持ちは失わなかった。「攻めの姿勢でいこうと思った。それは最後までできたと思う」と胸を張った。

 トップの高真栄とは5打差。畑岡は「今日のジニョンみたいなプレーがしたい」と猛追を誓った。

 ≪古江も6位タイ≫8位から出た古江は終盤に粘りを見せて70で回り、6位にじわりと浮上。「うまく切り替えてアンダーで回れて良かった」と笑みを浮かべた。前半で2つ伸ばして折り返すも、悪天候による中断明けの10、11番と2メートル前後を外して連続ボギー。それでも13番で2メートル、16番では7メートルのバーディーパットをねじ込んで立て直した。首位とは5打差。「トップに追いついていけるように頑張りたい」と、逆転での米ツアー2勝目を狙う。

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