花園ドロ沼の開幕10連敗　日本代表WTBフィフィタの今季初トライが光

ラグビー・リーグワン第10節   花園29―38相模原 （ 2023年3月5日    花園ラグビー場 ）

＜花園・相模原＞後半、トライを決めた花園・ウィル・ゲニア（中央）（撮影・須田　麻祐子）
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　花園が相模原に29―38で競り負け、ホームでドロ沼の開幕10連敗を喫した。

　昇格組同士による一戦は序盤から一進一退の攻防。花園は9点を追う前半34分、CTBステイリン・パトリックのキックパスをキャッチした日本代表WTBシオサイア・フィフィタがうまく体をずらして相手防御を振り切り、左中間へ今季初トライ。この試合まで出場7試合すべてCTBで起用されてきたが、日本代表でもプレーするWTBの位置で存在感を示した。

　9点差で折り返した後半は同7分にWTBジョシュア・ノーラがトライ。攻勢に転じると、同18分にはSOジャクソン・ガーデンバショップのPGで一時は逆転に成功した。ただ、終盤は相手の個人技で突破を許す場面も目立ち、再逆転されて突き放された。

　開幕10連敗を喫したとはいえ、収穫も見えた一戦。11日は本拠でトヨタと激突する。フィフィタは「日本代表の11番として、しっかり自分のカラーを出したかった。試合なので勝ち負けはある。諦めずに、勝てるんだという気持ちを持って次は勝ちたい」と前を向いた。