【東京マラソン】大迫傑　MGC切符獲得も「出場するかは確定していない」「1回休んでから判断したい」

東京マラソン （ 2023年3月5日    東京都庁～東京駅前　42・195キロ ）

＜東京マラソン＞ゴールした大迫（撮影・木村　揚輔）　
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　男子で前日本記録保持者の大迫傑（ナイキ）は、2時間6分13秒（速報値）で日本人3位の9位だった。

　日本陸連が定める基準をクリアし、10月のパリ五輪代表選考会「マラソン・グランド・チャンピオンシップ（MGC）」の出場権を獲得したが「まだMGCに出場するかは確定していない。1回休んでみてから、どういった目標でやるかはコーチと判断して、向かって行きたい」と語った。

　東京五輪後に引退を発表したが、昨年2月に現役復帰を表明。同五輪以来のマラソンとなる昨年11月のニューヨークシティ・マラソンでは2時間11分31秒で5位に入った。元日のニューイヤー駅伝出場後はケニアに渡り、トレーニングを実施。今大会が復帰後初となる国内マラソンだった。

　前半は鈴木健吾（富士通）が保持する2時間4分56秒を上回るペースだった。終盤は山下一貴（三菱重工）との日本人トップ争いを演じたが、40キロを過ぎて右脇腹痛で患部を押さえるシーンがあり、其田健也（JR東日本）にもかわされてフィニッシュ。「タイムは良かった。最後の4キロで対応できなかった。しっかり準備していけば対応できると思うので、今回は落としどころとしてはいいと思います。若手が育ってきて頑張らないといけない気持ちになった」と振り返った。