【東京マラソン】42位の宮脇千博　MGCならず「幸せな競技人生でした」　今後は「改めてご報告します」

＜東京マラソン　　男子＞笑顔でゴールへ向かう宮脇（中）（左は設楽）（撮影・西海健太郎）
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　男子の宮脇千博（31＝トヨタ自動車）は2時間13分27秒の全体42位で「マラソン・グランド・チャンピオンシップ（MGC）」出場権を獲得できなかった。

　レース後、「東京マラソン、たくさんの応援ありがとうございました。夢と目標は叶いませんでしたが、たくさんの方に応援していただき、幸せな競技人生でした。ありがとうございました」「今後については、気持ちの整理がついてから改めてご報告します」と投稿した。

　宮脇は先月、ツイッターで「3月5日の東京マラソンでMGC出場権が獲得出来なければ本大会をもってトヨタ自動車陸上長距離部を退部することになりました」と表明。「いま、それを引退と言わない理由は、東京マラソンを引退レースとして準備してきた訳ではありませんし、MGCファイナルで戦う為に練習をしてきたからです。辞める為に東京マラソンを走るつもりはありません。集大成として走りますので、応援して下さると嬉しいです」としていたが、出場権の獲得ができなかったため宣言通り退部すると見られる。

　宮脇は中京高からトヨタ自動車に入社。2011年、1万メートルで当時日本歴代6位の27分41秒57、2012年にはハーフマラソンで当時日本歴代3位の1時間0分53秒をマークした。2014年元日のニューイヤー駅伝で最長4区の区間賞を3年連続で獲得。2013年東京マラソンで初マラソン。2018年東京マラソンで総合8位に入り、20年MGCの出場権を獲得した。