東海大がリーグ戦5連覇!日大に9トライで圧勝 波乱の開幕戦から立て直し王者の貫禄

[ 2022年11月27日 15:41 ]

関東大学ラグビー リーグ戦1部   東海大67―5日大 ( 2022年11月27日    東京・秩父宮ラグビー場 )

 最終節4試合が行われ、首位の東海大が5年連続12度目のリーグ制覇を果たした。日大に計9トライの猛攻で67―5と圧勝し、3トライ差以上の勝利に付与されるボーナス点1を含む勝ち点5を積み上げて同31となり、勝ち点差5で追っていた2位・流通経大を振り切った。5連覇は99~03年に達成した関東学院大以来2度目。開幕戦で東洋大に敗れる波乱のスタートから立て直し、王者の貫禄と意地を見せつけた。

 東海大は前半、ハーフ団がゲームをコントロール。SH清水麻貴(4年)の2トライ、SO武藤ゆらぎ(3年)の1PG2ゴールで流れを引き寄せ、24―5で試合を折り返した。後半も武藤、CTB近藤翔耶(2年)のトライなどで得点を重ね圧倒。守っては相手をノートライに抑え、主導権を渡さなかった。

 今季はまさかの展開から始まった。29年ぶりに1部に復帰してきた東洋大との開幕戦に24―27で敗れ黒星発進。CTB伊藤峻祐主将(4年)は悔しさを胸にチームを見つめ直した。「今までの練習では勝てないと分かった。どこかで甘さがあった。練習で変わるしかない」。主将を中心としたチームミーティングを重ねた。

 第2節以降も規律面での課題と向き合いながらの戦いとなったが、終わってみれば不戦勝1を含む6連勝。次は大学選手権を見据えて調整を進める。

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2022年11月27日のニュース