初の賞金王に輝いた比嘉一貴「まだ実感がわかない」「家族のサポートで頑張ることができた」

[ 2022年11月27日 15:31 ]

男子ゴルフツアー・カシオ・ワールドオープン最終日 ( 2022年11月27日    高知県・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72 )

<カシオワールド・最終日>賞金王を決めた比嘉一貴はボードを手に笑顔(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 比嘉一貴(27=フリー)が初の賞金王戴冠を決めた。今季最終戦の日本シリーズJTカップを残して今季ここまで4勝、獲得賞金は1億8004万1233円。身長1メートル58と歴代最小兵の賞金王誕生となった。ホールアウト後の取材での主な一問一答。

 ――初の賞金王戴冠の心境は?
 「まだまだ実感がわかないですけど、少しホッとした感じです。これから実感がわいて、うれしさだったりはあるのかなと思うんですけど…。今は来週に向けてというのがありますね(笑い)」

 ――身長1メートル58は最も小さい賞金王となった。
 「僕はあまり気にしてはいないんですけど、どうしても158センチという見出しが僕の名前よりも先に出てくる。そういう意味では色んな人がそこに注目していると思う。だから通用しないとか、だからプロスポーツをやっていけないというのは、試合が始まる前から負けていると思う。それがいい訳にならないゴルフを作ってきましたし、言い訳できない準備もしてきました。これで誰にもチャンスがあるって、見てる方が思ってくれたら僕はうれしいです」

 ――いろんな人への感謝があると思うが、1番に伝えたいのは誰になるか。
 「毎日サポートしてくれている妻、そして両親。家族のサポートがあって僕は頑張ることができているので、またシーズン終わってみんなでお祝いできたらいいなと思います」

 ◇比嘉 一貴(ひが・かずき)1995年(平7)4月23日生まれ、沖縄県出身の27歳。10歳でゴルフを始め、高校時代に宮里優作らの父・優さんの指導を受ける。東北福祉大時代に15年ユニバーシアードで団体と個人の2冠。17年にプロ転向し、18年からシード入り。19年KBCオーガスタでツアー初優勝。1メートル58、70キロ。

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月27日のニュース