岩崎亜久竜 初優勝へ首位と1打差2位 テーマは「ガツガツいきすぎない」

[ 2022年11月27日 04:38 ]

男子ゴルフツアー カシオ・ワールドオープン ( 2022年11月26日    高知県 kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72 )

4番、セカンドショットを放つ岩崎亜久竜
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 ツアー初優勝を目指す岩崎亜久竜(あぐり、24=フリー)が9バーディー、ボギーなしでこの日ベストの63をマークし、通算21アンダーで首位と1打差の2位と好位置を維持した。64で回ったC・キム(32=米国)が初日からの単独首位をキープ。初の賞金王に王手をかけている比嘉一貴(27=フリー)は67で回り、通算11アンダーの24位につけた。

 賞金ランキングトップ10の選手で、未勝利は岩崎だけ。当然、初優勝への思いは強い。だが、今週のテーマは「ガツガツいきすぎない」こと。その冷静さが、ボギーなしでの63とビッグスコアにつながった。

 「自分も伸ばせて良かった。(同じ最終組の)C・キムさんがいっぱいバーディーを取っていて、自分もいい流れでプレーできた」

 今季ここまでトップ10は9度。何度も優勝争いに加わったが、一歩勝利に届かない。大会開幕2日前のこと、谷口徹と食事をした。これまで「初日からガツガツいっていた」という24歳は、「だから週末疲れるんや」とつっこまれた。通算20勝の大ベテランの言葉は、すっと胸に落ちた。

 精神面に加えてプレー面でも攻めすぎない戦略で、3日間でボギーは1つだけ。「いい感じでプレーできている」と手応え十分だ。初めて訪れた高知で、初めての勝利をつかみ取る。

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2022年11月27日のニュース