佐藤駿、準優勝で逆転ファイナル切符「あそこにまた行ける」ジュニアVの地・トリノへ

[ 2022年11月27日 03:44 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第6戦フィンランド大会最終日 ( 2022年11月26日    エスポー )

佐藤駿(AP)
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 男子SP3位の佐藤駿(明大)はフリー2位の180・62点をマークし、合計262・21点で準優勝を果たした。冒頭の大技4回転ルッツを成功。4回転トーループ2本なども決め、全ジャンプを着氷し、順位を1つ上げた。フリーでは優勝した19年ジュニアGPファイナルで出した自己ベストを3年ぶりに更新し、当時と同じイタリア・トリノで開催されるファイナル切符を獲得した。

 得点を確認すると、日下コーチと喜び合った佐藤は「序盤からかなり緊張がほぐれて、終始迷うことなく滑れた」と語り「いつもの練習だと思って演技した。ここ最近良い演技ができなくて、自信を持てていなかった。今日の演技で自信につながった。やれることを全てやった」と笑顔を見せた。ジュニアで制した19年以来となるトリノでのファイナル出場については「ジュニアGPの時に一度滑ったリンクで、思い出深いリンク。あそこにまた行けるので良い演技ができるように頑張っていこうと思っている」と語った。

 同年代の北京五輪銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が負傷でシリーズを欠場しており「優真が出られないと聞いた時はかなりお驚いた。たまにゲームして“大丈夫か”と話したり“GP頑張ってね”と声をかけてくれた。そのおかげで2戦とも頑張れた」と明かした。

 3年ぶりにフリー自己ベストを出し「180点台が今までなくて、その得点を超えられて良かった」と語り「(4回転)フリップを入れてないので完璧なノーミスとは言えない。フリップなしでノーミスできて良かった」とした。

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2022年11月27日のニュース