【全日本大学駅伝】駒大エース・田沢廉が7区で驚異の区間新記録 4年連続区間賞の快挙も達成

[ 2022年11月6日 12:48 ]

全日本大学駅伝 ( 2022年11月6日    熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前 8区間106・8キロ )

田沢廉
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 7区(17・6キロ)は3連覇を目指す駒大の絶対エース田沢廉(4年)が、49分38秒の区間新記録をマーク。18年にパトリック・ワンブイ(日大)が記録した50分21秒を一気に43秒も更新する驚異の記録で、トップでアンカーの花尾恭輔(3年)にタスキをつないだ。

 田沢はこれで4年連続の区間賞獲得の快挙も達成。10月の出雲駅伝では大会1週間前に胃腸炎にかかり、絶不調で大会に臨んだが3区区間2位と意地の走り。集大成となる最終学年の今季、大学史上初の3冠(出雲、全日本、箱根)を目指す絶対エースが、まずは2冠目獲得を大きくたぐり寄せた。

 ラスト1キロはロングスパートを掛け、前傾姿勢で苦しい表情を見せながらタスキをつないだ田沢は、「走る前の状態が今回は良かったので、実は監督には言っていなかったが、自分では49秒台を目標に走った」と明かした。同じく区間新をマークした青学大の近藤幸太郎(4年)には途中で遅れを取っていたが、「最初は抑えていった。焦らずに自分のペースを刻んだ」と冷静に振り返った。

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2022年11月6日のニュース