【関西大学ラグビー】同大 王者京産大に一度は逆転も26―31で黒星「結果は負けたけど…」

[ 2022年11月6日 16:59 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節   同大26―31京産大 ( 2022年11月6日    宝が池球技場 )

<京産大・同大>京産大を追い詰めるも逆転負けを喫し、肩を落とす同大フィフティーン(撮影・北條 貴史)
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 第5節の2試合が行われ、同大は26―31で昨季王者の京産大に黒星を喫し、今季3敗目となった。

 前半3分に京産大のSP西仲隼(4年=近大付)に約90メートルを走られて先制トライを献上。主導権を握る時間もありながら、前半は7―24で折り返す。

 後半に入って1分にCTB市川亮太(3年=東海大大阪仰星)、同12分にSO大島泰真(1年=京都成章)がトライを返して19―24。さらに同31分にはFB大森広太郎(4年=茗渓学園)のトライで一度は逆転に成功した。だが、同34分にモールから逆転トライを献上。その後の反撃もおよばず、26―31でノーサイドとなった。

 「先週の難しい状況から、なかなか学生たちはマインドでも難しかったんですけど。切り替えて、このゲームに必ず勝つと。準備してきたことも素晴らしい集中力で遂行してくれた。その中で、京都産業大学さんの局面での集中力、一瞬の強さ。そこが最終的な点差になったのかなと思います」

 そう振り返った宮本啓希監督。前節では関学大に大逆転負けを喫し、難しい状況下でこの1週間を迎えた。主将のロック梁本旺義(4年=常翔学園)は勝ちきれなかった悔しさを抱えつつも、目に涙を浮かべながら手応えを口にした。

 「結果は負けたけど、グラウンドに立っていた15人の態度が…。僕は後半のアタマに抜けてしまったけど、ベンチから見ていても誇らしかったし、いい姿が見られてうれしかった。自分たちは春から試練がすごく多くて、シーズンが始まってもケガ人が出たりとか、なかなか思い描いていたシーズンにはならなかった。でも、その試練を楽しんでこそ、強い人間になれる。自分たちは、京産に負け続けてきたので。週始めに宮本さんがメンバーを決めてくれて、4回生が主体となって“最後に勝ちたい”と切り替えてやってきました」

 あと一歩およばなかったが、名門復活に向け、今後につながる大きな一戦ともなった。次節は11月20日に近大と対戦する。

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2022年11月6日のニュース