初昇格の福岡・コージ・トクダ 5戦全敗終了も応援「フィールドに伝わってきた」アメフトX1スーパー

[ 2022年11月6日 20:09 ]

<otonari福岡・アサヒ飲料>試合後、スタンドに向かって整列するコージ・トクダ(左)、西山(11)らotonari福岡の選手たち
Photo By スポニチ

 社会人アメリカンフットボールのX1スーパーは6日に最終節があり、お笑いコンビ「元ブリリアン」のコージ・トクダ(34)が所属するotonari福岡は久留米総合スポーツセンターでアサヒ飲料と対戦し22―52で敗れた。福岡は初昇格のレギュラーシーズンを5戦全敗で終了。最高峰リーグの壁に直面し厳しいシーズンとなった。コージは「強かった。甘くない世界。厳しい」と、初体験だった日本最高峰リーグの5試合を振り返った。

 これで福岡はB組最下位の6位が確定。入れ替え戦出場回避を懸けたプレーオフ(11月19日)に回ることになった。アサヒ飲料は2勝3敗でB組4位となり日本一を決めるライスボウルトーナメントに進む。

 コージ・トクダは守備ラインで途中から随時出場。正面で相対したアサヒ飲料の日本代表OL黒川が立ちはだかり、なかなか思い通りの動きをさせてもらえない。必死に相手司令塔のサフロンへ何度もラッシュを試みたが、最後まで捉えられなかった。それでも今期唯一のホーム戦で受けた歓声に「みんなが応援している感じがフィールドに伝わってきた」と、しみじみとした表情も見せた。

 福岡は第1Qに最初の相手攻撃シリーズで先制TDを許すと、その後も相手のランプレーをなかなか止められず、終始追いかける展開。ラン獲得距離は福岡の24ヤードに対し、アサヒ飲料は151ヤード。福岡は必然的にQB西山のパスが多くなった。パス攻撃は2つのTDを奪うなど有効だったが、アサヒ飲料の守備が徐々に対応し、後半に2つのインターセプトを許して反撃の芽を摘まれた。

 攻撃の司令塔、西山は「受け入れないといけない。(実力が)こんなものだ、と。こうなったときにどうするか。チームの命運がかかる。正念場です」と降格回避へ全力を尽くす覚悟だ。19日のA組5位とのプレーオフに勝てば残留が決まり、敗れれば入れ替え戦出場となる。

続きを表示

2022年11月6日のニュース