世界ランク1位のアイルランドがW杯王者の南アに3点差勝利 ラグビーオータムネーションズシリーズ

[ 2022年11月6日 06:58 ]

ラグビーオータムネーションズシリーズ   アイルランド19―16南アフリカ ( 2022年11月5日    アイルランド・ダブリン )

トライを決め喜ぶアイルランドの選手たち(AP)
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 世界ランキング1位のアイルランドが、同3位で19年W杯日本大会優勝国の南アフリカを19―16で制した。両国の対戦は17年11月以来5年ぶりで、通算対戦成績はアイルランドの8勝1分け18敗に。W杯では過去9大会で一度も8強の壁を越えられていない欧州の雄だが、23年フランス大会を前に好調を維持している。

 前半は互いに決め手を欠いたまま、2PGずつを決めて6―6で折り返し。ゲームが大きく動いたのが後半5分。アイルランドはペナルティーを獲得すると、SOセクストン主将がショットではなくタッチキックを選択。これに応えたのが自慢の重量FWで、ゴール前ラインアウトから左隅へと一気に押し込み、最後はフランカーのバンダーフリアーがこの試合初めてのトライを奪った。

 そのわずか4分後には、敵陣での攻撃でパスが乱れて相手ディフェンスが詰めてきたことでチャンスが生まれ、途中出場のSHギブソンパークがラインブレーク。そのまま左へとパスをつなぎ、最後はWTBハンセンが左隅にチーム2トライ目を奪うと、会場のアビバスタジアムの盛り上がりは最高潮に達した。

 対するW杯王者の南アフリカは後半26分、途中出場のリーグワン2部・三重所属のモスタートが反撃のトライ。同35分にはWTBアレンデセが狭いスペースを突いて左隅へトライを挙げたが、コンバージョン2本、ペナルティーショット1本の失敗もあり、わずか3点及ばなかった。

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2022年11月6日のニュース