200メートルバタ・本多、短水路世界新V! 1秒39更新「目標を達成」

[ 2022年10月23日 04:00 ]

男子200メートルバタフライ決勝 1分46秒85の短水路世界新記録で優勝し喜ぶ本多灯
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 競泳の日本短水路選手権第1日が22日に東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートルバタフライ決勝で、東京五輪200メートルバタフライ銀の本多灯(20=日大)が1分46秒85の驚異的な短水路世界新記録で優勝した。従来の記録は瀬戸大也の1分48秒24で、1秒39の大幅更新となった。女子50メートル自由形など4種目にエントリーしていた池江璃花子(22=ルネサンス)は、強化トレーニング専念のために今大会の欠場を決めた。

 誰よりも本多自身が目を丸くした。世界記録を「出したいと思っていた」と意気込んで臨んだものの、従来の記録を1秒39も更新する驚異の時計。「めちゃくちゃ驚いている。やっと目標が一つ達成できた」と素直に喜んだ。7度もターンする短水路に合わせ、6かきで無駄なくターンできるようにドルフィンの距離を微調整。作戦がぴたりとはまった。

 視線もすでに24年パリ五輪を見据える。12月の世界短水路選手権(メルボルン)は出場を辞退し、強化期間に充てる予定。銀メダルを獲得した東京五輪では優勝したミラク(ハンガリー)に2秒48の大差をつけられただけに、「これで挑める資格を得たと思う。自信を持っていけると思う」と再挑戦を誓った。

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