「リスペクトして試合に臨む」 オールブラックスのベテランフッカーがラグビー日本代表を警戒

[ 2022年10月23日 14:25 ]

日本代表に警戒感を示したオールブラックスのデーン・コールズ(左)
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 今月29日に東京・国立競技場で行われるラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2022」で日本代表と対戦するニュージーランド代表8選手が23日、千葉県浦安市内で行われたラグビークリニック後に取材に応じ、4年ぶりの対戦となる日本に対して警戒感を示した。

 「テストマッチなので軽く見ていない。日本は19年W杯の時よりも向上しており、ティア1にも勝っている。日本ブランドのラグビーをつくっている」と語ったのが、13、18年の日本ツアーに続き来日した通算84キャップのベテランフッカー、デーン・コールズだ。直近2度の対戦ではいずれも先発出場。13年はノートライに抑えて圧勝したものの、4年前は5トライを許した。年々進化する日本の成長を肌で感じ取っているだけに、「日本をリスペクトして試合に臨む」と警戒を強めた。

 来年のW杯後にリーグワンの神戸入りが発表されたFW第3列のアーディー・サベアも「エキサイトなテストマッチになると思う」と激戦を予想。前夜に来日したばかりで、あす24日から日本での練習を開始するが、「いい準備をしたい。スタジアムは満員になると聞いているので、ファンの前でいいプレーをしたい」と話した。

 対戦成績はニュージーランドの6戦全勝だが、対戦を重ねるごとにスコアは縮まっている。13、18年は多くの若手やノンキャップ選手を含む“1・5軍”だったが、今回のメンバーはそのまま11月の欧州遠征に向かう、まさに正規のオールブラックス。今年は過去最低の世界ランキング5位になるなど、どん底を味わったラグビー王国が、本気で日本代表とぶつかり合う。

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2022年10月23日のニュース