フィギュア男子SP・三浦が自己新で首位 「いい出だし」納得の滑り

[ 2022年10月23日 04:00 ]

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ第1日 ( 2022年10月21日    米マサチューセッツ州ノーウッド )

ジャンプを全て着氷した三浦佳生(撮影・長久保 豊)
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 今季のGPシリーズが開幕し、男子ショートプログラム(SP)で17歳の三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)が全てのジャンプを決め、自己ベストの94・96点で首位発進した。9月に4回転半を世界初成功させたイリア・マリニン(17=米国)は4回転トーループで転倒して86・08点の4位スタート。三宅星南(20=関大)は77・87点で6位、島田高志郎(21=木下グループ)は62・54点で12位だった。

 会心の演技を終えると、湧き起こった大歓声がうれしい。17歳の三浦は何度も拳を握り、喜びを表現した。これまでの自己記録を6・59点も更新しての首位スタートに「いい出だし」とうなずいた。上位3選手による会見では「なんで自分がここにいるんだという感じ」と夢心地に浸っていた。

 渡米直前に右足首を捻挫。前日練習でも痛みが出て、不安がある中で演技を完遂。冒頭の4回転サルコー―3回転トーループは出来栄え評価(GOE)で3・60点の加点を引き出すなど、全ジャンプを成功した。GP初優勝へ前進したが、2位との差はわずか0・52点。フリーの出来が結果に直結するだけに「気合で押し切ろうと思う」と意気込んだ。

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2022年10月23日のニュース