喜田純鈴、新体操イオンカップで日本勢過去最高4位 不安乗り越え好結果「うれしいです」

[ 2022年10月23日 18:18 ]

<イオンカップ2022世界新体操クラブ選手権>個人総合4位となった喜田純鈴のリボンの演技
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 新体操のイオンカップ2022世界クラブ選手権最終日は23日、東京都渋谷区の東京体育館で決勝ラウンドの後半2種目が行われ、シニア個人総合で喜田純鈴(21=エンジェルRG・カガワ日中)が124・600点をマークし、日本勢過去最高となる4位に入った。世界選手権女王ソフィア・ラファエリ(18=イタリア)が優勝。クラブ対抗はソシエタ・ファブリアーノ(イタリア)が優勝、日本のイオンは317・450点で6位だった。

 喜田純は前日22日のフープ、ボールに続き、この日のクラブでも31点台の好スコアをマーク。予選で31・700を出した最終種目のリボンで30・400にとどまり、惜しくも0・750点差でメダルには届かなかったが、2017年に自身が記録した日本勢過去最高の5位を上回った。

 「あまり順位とかは意識していなかった。(リボンで)少し乱れてしまったところもあったけど、自分のやるべきことをやり、それが評価されての結果なのでうれしいです」

 9月の世界選手権では32位で予選落ちと悔しい結果に終わった。その“リベンジ”の舞台として臨んだイオン・カップで好成績。「試合前は、また崩れてしまうのでは、という不安もあったけど、自分の中で我慢して乗り切ることができた」と少しだけ自信を取り戻した。27日には今季を締めくくる全日本選手権が開幕する。喜田は「また気持ちも新たに、しっかり調整して今回学んだことを出し切れるように、自分らしい演技ができるように頑張りたい」と表情を引き締めた。

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