佐藤心結 宮里藍さんの金言胸に 新人3人目の初勝利を

[ 2022年10月23日 04:20 ]

女子ゴルフツアーNOBUTA GROUP マスターズGCレディース第3日 ( 2022年10月22日    兵庫県 マスターズGC=6585ヤード、パー72 )

<マスターズGCレディース 第3日>2番で、ティーショットを放つ佐藤心結(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 【NEXTヒロイン(4)03年度生まれ・佐藤心結】プロとして初めて戦うシーズンは、山あり谷ありといったところか。佐藤心結(19=ニトリ)は今、一つ一つの経験を「勉強になります」と前向きに捉える。その境地に至った背景には、あるレジェンドの金言があった。

 アマチュアで出場した昨年のスタンレー・レディースで、渋野日向子らとプレーオフで優勝争いを繰り広げて注目を浴びた19歳。だがプロ1年目の今季、4月から出場7戦連続の予選落ちを喫した。自信を喪失。そんな時、きっかけをくれたのが元世界ランク1位の宮里藍さんだった。

 5月の大会で話す機会に恵まれた。そこで憧れの存在も、スランプがあったことを知る。「藍さんも苦しんだ時期があったと聞いて、誰にもあるんだなと。自分で変わらないといけない、待っていても変わらないというのを聞いて、本当に気づかされました」。ゴルフに対して、前向きな気持ちになれたという。

 その後ニチレイ・レディースで5位、日本女子プロ選手権では4位と上位争いを演じた。同じ03年度生まれの川崎春花、尾関彩美悠はすでにツアーVを飾ったが、それも発奮材料だ。「開幕前に初優勝という目標を掲げた。残り試合も少ないですけど、私も頑張らなきゃ」。これまでの経験を糧にして、ルーキー3人目の初勝利へと突き進む。

 ◇佐藤 心結(さとう・みゆ)2003年(平15)7月21日生まれ、神奈川県小田原市出身の19歳。祖父・義雄さんの影響で7歳からゴルフを始める。茨城・明秀学園日立高3年時の昨年11月のプロテストで一発合格。得意クラブは1Wで平均飛距離は約250ヤード。1メートル61、57キロ。

続きを表示

2022年10月23日のニュース