スノボ・ビッグエアW杯開幕戦で大塚健と岩渕麗楽が優勝 日本勢アベックVでシーズンスタート

[ 2022年10月23日 08:26 ]

スノーボードW杯ビッグエア第1戦 ( 2022年10月22日    スイス・クール )

 26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けた最初のシーズンで、日本勢がアベック優勝で幸先の良いスタートを切った。男子は2月の北京五輪9位の大塚健(バートン)が計166・50点でW杯通算3勝目を挙げた。2位にも140・00点の飛田流輝(ウィルレイズ)が入り、日本勢がワンツーフィニッシュを決めた。

 大塚は1本目に77・75点を出すと、2本目にバックサイド1620で男子のベストスコアとなる88・75点を出して逃げ切った。北京五輪では9位で入賞を逃したものの、超大技のキャブトリプルコーク1800を決めてベストスコアとなる95・00点を叩き出した実力者。4季ぶりのW杯に「表彰台に戻ってこられて興奮している。たくさんのファンもいて最高の気分」と喜んだ。

 女子は北京五輪4位の岩渕麗楽(バートン)が180・75点の高得点でW杯通算8勝目を挙げた。五輪銅メダルの村瀬心椛(ここも、ムラサキスポーツ)は119・00点で5位、妹でW杯デビューとなった村瀬由徠(ゆら、同)が姉を上回る4位に入った。

 1本目にバックサイドダブルコーク1080で90・75点の女子ベストスコアを叩き出すなど、3本とも89点以上の安定したパフォーマンスを披露した岩渕は、今回が北京五輪以来の実戦。1万5000人のファンを魅了して同種目金メダルのガサー(オーストリア)以下を圧倒し、「クレイジーな気分。待ちに待った五輪以来の実戦で、優勝できて興奮している」とコメントした。

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2022年10月23日のニュース