ブロンコス対49ers戦は11―10 NFLでは14年ぶり2回目の珍スコア

[ 2022年9月26日 14:52 ]

地元デンバーで49ersを下して今季2勝目を挙げたブロンコスのQBウィルソン(AP)
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 コロラド州デンバーで行われたNFL第3週の一戦では地元のブロンコスが11―10(前半3―7)で49ersに勝って2勝1敗。49ersは1勝2敗となった。

 試合は5―10で迎えた第4Q残り4分10秒、RBメルビン・ゴードン3世(29)が残り1ヤードをラッシュして決勝のTDをマーク。2点コンバージョンは失敗してブロンコスは11点となった。

 アメリカンフットボールで11点というスコアを成立させるには2点コンバージョンかセーフティーが不可欠。ブロンコスは第2Q5分7秒、敵陣2ヤード地点で守備陣が49ersのQBジミー・ガロッポロ(30)にプレッシャーをかけ、後退したガロッポロは自陣エンドゾーン後方で足をラインから踏み出してしまうミス。これがセーフティー扱いとなってここで2点がブロンコスに加えられた。

 NFLで11―10というスコアで試合が終わったのは2008年のスティーラーズ対チャージャーズ戦以来、14年ぶり2回目。ボールを保持した選手がエンドゾーン内でタックルされてつぶされるのがセーフティーだが、QBがエンドゾーンをはみ出したために宣告されたセーフティーは、2008年10月12日のバイキングス戦でライオンズのダン・オーロフスキーが喫して以来(10―12で敗戦)、これも14年ぶりとなった。

 シーホークスからブロンコスに移籍したQBラッセル・ウィルソン(33)は33回中20回のパス成功で184ヤードを獲得したもののTDはなし。最後まで苦戦を強いられたものの、守備陣がもぎとったセーフティーのおかげで新天地で2勝目を挙げ、49ersとの対戦成績は17勝4敗となった。

 <第3週の結果とカード>
 ▼22日
*ブラウンズ(2勝1敗)29―17スティーラーズ(1勝2敗)

 ▼25日
*ベアーズ(2勝1敗)23―20テキサンズ(1分け2敗)
タイタンズ(1勝2敗)24―22レイダース(3敗)
*コルツ(1勝1分け1敗)20―17チーフス(2勝1敗)
*ドルフィンズ(3勝)21―19ビルズ(2勝1敗)
*バイキングス(2勝1敗)28―24ライオンズ(1勝2敗)
レイブンズ(2勝1敗)37―26*ペイトリオッツ(1勝2敗)
ベンガルズ(1勝2敗)27―12*ジェッツ(1勝1敗)
イーグルス(3勝)24―8*コマンダーズ(1勝2敗)
*パンサーズ(1勝2敗)22―14セインツ(1勝2敗)
ジャガーズ(2勝1敗)38―10*チャージャーズ(1勝2敗)
ラムズ(2勝1敗)20―12*カージナルス(1勝2敗)
ファルコンズ(1勝2敗)27―23*シーホークス(1勝2敗)
パッカーズ(2勝1敗)14―12*バッカニアーズ(2勝1敗)
*ブロンコス(2勝1敗)11―10 49ers(1勝2敗)
 ▼26日
*ジャイアンツ―カウボーイズ
 *はホームチーム

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2022年9月26日のニュース