【陸上】やり投・北口榛花が公開練習「毎日2部練…温泉行きたい」息抜き封印で今季ラストスパート

[ 2022年9月26日 17:11 ]

報道陣の前で練習に汗を流す北口(撮影・西海健太郎)
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 陸上女子やり投げ日本記録保持者で7月の世界選手権銅メダルの北口榛花(24=JAL)が26日、都内で練習を公開した。30社約50人の報道陣の前で日大時代の後輩と砲丸投げや走り込みなどで汗を流した。20日に帰国し、全日本実業団選手権はコンディション不良で欠場。10月1日に新潟のチャレンジカップ、8日にとちぎ国体に出場予定で「今できる最大限の調整をしている。日本記録とかは言えないが、60メートルオーバーの投てきができるようにしたい」と意気込んだ。

 世界選手権やダイヤモンドリーグのため3カ月かけて海外転戦。年末年始ごろから再びコーチの待つチェコへ向かう意向で「日本を満喫したい」と話すが、現在は今シーズンのラストスパート。リフレッシュは封印中で「家とグラウンドの往復。毎日2部練習で遊びに行く時間がない。同級生も働いているので、時間を合わせて遊びに行ける友達がいない」と苦笑い。国内での2戦を戦い抜いた後には「できれば温泉に行きたい。やりたいと思ったことをやりたい」と話した。

 この日は台風一過の晴天で「(欧州での)最後の試合は9度で今は29度。気温に慣れていない」とし、「エアコンのない3カ月を過ごしていたので、エアコンに慣れない。慣れる前に冬を迎えそうだけど…」と豪快に笑う。凱旋となる国内試合に向けて急ピッチ調整中で「日本のファンの方の前で競技できることを楽しみにしている。自分が元気な時に恩返ししたい」と前向きに語った。

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