レイブンズのQBジャクソンが2試合連続でパス3TD+ラン100ヤード以上 NFL初の快記録!

[ 2022年9月26日 09:29 ]

パスで4TD、ランで1TDをマークしたレイブンズのQBジャクソン(AP)
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 NFLは25日、各地で第3週2日目の14試合を行い、レイブンズのQBラマー・ジャクソン(25)が敵地フォックスボロ(マサチューセッツ州)で行われたペイトリオッツ戦で大活躍。パスで218ヤードと4TD、ランでも11回のキャリーで107ヤードと1TDをマークし、37―26(前半13―14)での勝利に貢献した。

 ジャクソンは38―42で敗れた前週のドルフィンズ戦でもパスで3TD、ランで119ヤードを記録。2試合連続で「パス3TD+ラン100ヤード以上」を獲得したのはスーパーボウルの時代に入ってからはNFLで初の出来事となった。

 ドルフィンズは地元マイアミでV候補の一角でAFC東地区のライバルでもあるビルズを21―19(前半14―14)で退けて4年ぶりの開幕3連勝。QBテュア・タンゴバイローア(24)は第2Qに後頭部を強打して一時フィールドを離れたものの、後半も出場して186ヤードと1TDをマークした。ただし同選手は倒れて起き上がった際に足元がふらついており、選手会側は脳振とうからの復帰手続きが性急すぎるとしてリーグ側に調査を求めている。

 スーパーボウルのMVPとなったQBを擁しているチーム同士の一戦は、パッカーズが敵地タンパ(フロリダ州)でバッカニアーズを14―12(前半14―3)で下して2勝1敗。11年スーパーボウルのMVP、アーロン・ロジャース(38)は35回中27回のパス成功で255ヤードと2TDを稼いだ。

 一方、ペイトリオッツ時代を含めて過去5回MVPとなっているバッカニアーズのトム・ブレイディー(45)は42回中31回の成功で271ヤード。しかしフリオ・ジョーンズ(33)とクリス・ゴッドウィン(26)は故障、マイク・エバンス(29)は1試合の出場停止処分で欠場するなど、チームの主力WR3人が不在となる中でオフェンスでは苦しんだ。

 第4Q残り14秒、ブレイディーはWRラッセル・ゲージJR(26)にこの試合唯一のTDパス(1ヤード)を通して2点差に迫ったが、同点を狙った2ポイント・コンバージョンでプレークロックが0になるまでプレーを開始せずに痛恨のディレイ・オブ・ザ・ゲーム。5ヤード罰退のあとに再びゲージJRをターゲットにしてパスを試みたが、パッカーズのLBディオンテ・キャンベル(29)に右手でボールをはたかれて万事休した。

 昨季のスーパーボウルに出場したベンガルズは敵地イーストラザフォード(ニュージャージー州)でジェッツを27―12(前半20―9)で下して3戦目で初勝利。パンサーズは地元シャーロット(ノースカロライナ州)でセインツに22―14(前半13―0)で勝って昨季終盤から続いていた連敗を9でくい止めた。

 コマンダーズに24―8(前半24―0)で勝利を収めたイーグルスは6年ぶりの開幕3連勝。コルツはファルコンズから移籍してきたQBマット・ライアン(37)が残り24秒に新人WRジェラニー・ウッズ(23)に12ヤードのTDパスを通し、20―17(前半10―14)で強敵チーフスを撃破して3戦目で初白星(1勝1分け1敗)を挙げ、チーフスは初黒星を喫した。

 <第3週の結果とカード>
 ▼22日
*ブラウンズ(2勝1敗)29―17スティーラーズ(1勝2敗)
 ▼25日
*ベアーズ(2勝1敗)23―20テキサンズ(1分け2敗)
タイタンズ(1勝2敗)24―22レイダース(3敗)
*コルツ(1勝1分け1敗)20―17チーフス(2勝1敗)
*ドルフィンズ(3勝)21―19ビルズ(2勝1敗)
*バイキングス(2勝1敗)28―24ライオンズ(1勝2敗)
レイブンズ(2勝1敗)37―26*ペイトリオッツ(1勝2敗)
ベンガルズ(1勝2敗)27―12*ジェッツ(1勝1敗)
イーグルス(3勝)24―8*コマンダーズ(1勝2敗)
*パンサーズ22―14セインツ(1勝2敗)
ジャガーズ(2勝1敗)38―10*チャージャーズ(1勝2敗)
ラムズ(2勝1敗)20―12*カージナルス(1勝2敗)
ファルコンズ(1勝2敗)27―23*シーホークス(1勝2敗)
パッカーズ(2勝1敗)14―12*バッカニアーズ(2勝1敗)
*ブロンコス(2勝1敗)11―10 49ers(1勝2敗)
 ▼26日
*ジャイアンツ―カウボーイズ
 *はームチーム

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