横審、照ノ富士が九州場所休場でも静観の構え 大関昇進、カド番制度の見直し求める声も

[ 2022年9月26日 21:24 ]

会見する横審の高村委員長(日本相撲協会提供)
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 横綱審議委員会(横審)は26日、東京・両国国技館で8人の委員全員が出席し、場所後恒例の定例会合を開いた。7月の名古屋場所後は新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、2場所ぶりの開催。秋場所を両膝の故障などで途中休場した横綱・照ノ富士については九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)で休場しても静観する構えを示した。

 八角理事長(元横綱・北勝海)からは手術をする可能性もあるとの報告があり、高村正彦委員長(元自民党副総裁)も「次の場所を休場したらどうだとか、そういうとではなくて、この点についてはじっくりしてもらいたい。祈るような気持ちで期待している」と再起を願った。

 また秋場所で2人が4勝11敗だった大関陣に関し、現行のカド番制度、昇進基準に関し疑問視する意見もあったという。横審として大関の問題を決議する権限はないが「中には個人的意見として、例えばあまり負けた人が関脇でとどまるのはいかがなものか、三役の一番下である小結に落としたらどうかとか、あった」と高村委員長は説明した。

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