バッカニアーズが2戦2勝 ブレイディーは激怒のあと勝ち越しTDパス

[ 2022年9月19日 12:21 ]

2選手が退場処分となった第4Qの乱闘場面(AP)
Photo By AP

 NFLは18日、各地で第2週の13試合を行い、バッカニアーズは敵地ニューオーリンズ(ルイジアナ州)でセインツを20―10(前半0―3)で退けて2戦2勝。引退を撤回して現役を続行しているQBトム・ブレイディー(45)は34回中18回のパス成功で190ヤードと1TDにとどまったが、レギュラーシーズンのこのカードでの自身の連敗を4でくい止めた。

 前半は無得点と苦闘。第4Qに入るとブレイディーはセインツのCBマーション・ラティモア(26)に詰め寄って珍しく怒りを爆発させ、RBのレナード・フォーネット(27)が仲裁に入るという一触即発の場面があった。このとき、いったんサイドライン際に退いていたWBマイク・エバンス(29)がUターンしてラティモアを突き飛ばし、両選手は退場処分。しかしブレイディーはWRブレシャド・ペリマン(29)に28ヤードのTDパスを通して試合の流れを変えた。

 バッカニアーズはこのあとライアン・サコップ(35)の47ヤードFGと、セーフティーのマイク・エドワーズ(26)のインターセプトからの68ヤードのリターンTDで点差を広げて勝利を収めた。

 セインツは第4Qの残り3分2秒、QBジェイミス・ウィンストン(28)からWRマイケル・トーマス(29)に7ヤードのTDが通ったが追撃もここまで。ラティモアに加え、本来主力CBのポールソン・アデボ(23)を足首の故障で欠場しており、パスカバーが甘くなったところをブレイディーに突かれる形となった。

 昨季のスーパーボウルを制したラムズはファルコンズを31―27(前半21―3)で下して2戦目で初白星。そのラムズとスーパーボウルで対戦したベンガルズは、QBダク・プレスコット(29)を右手親指の故障で欠くカウボーイズに17―20(前半3―14)で敗れて2戦2敗となった。

 シーホークスからブロンコスに移籍したQBラッセル・ウィルソン(33)は地元デンバー(コロラド州)で行われたテキサンズ戦で219ヤードと1TDをマークし、チームは16―9(前半6―6)で競り勝って今季初勝利を飾っている。

 <第2週の結果>
 ▼15日
チーフス(2勝)27―24チャージャーズ(1勝1敗)
 ▼18日
ジェッツ(1勝1敗)31―30*ブラウンズ(1勝1敗)
*ライオンズ(1勝1敗)36―27コマンダーズ(1勝1敗)
バッカニアーズ(2勝)20―10*セインツ(1勝1敗)
*ジャイアンツ(2勝)18―16―パンサーズ(2敗)
ペイトリオッツ(1勝1敗)17―14*スティーラーズ(1勝1敗)
*ジャガーズ(1勝1敗)24―0コルツ(1分け1敗)
ドルフィンズ(2勝)42―38*レイブンズ(1勝1敗)
*ラムズ(1勝1敗)31―27ファルコンズ(2敗)
*49ers(1勝1敗)27―7シーホークス(1勝1敗)
*カウボーイズ(1勝1敗)20―17ベンガルズ(2敗)
*ブロンコス(1勝1敗)16―9テキサンズ(1分け1敗)
*カージナルス(1勝1敗)29―23(延長)レイダース(2敗)
*パッカーズ(1勝1敗)27―10ベアーズ(1勝1敗)
 ▼19日
*ビルズ―タイタンズ
*イーグルス―バイキングス
 *はホームチーム 日付は現地時間 

続きを表示

2022年9月19日のニュース